現在の閲覧者数: hatti 元気の素 観劇 ミュージカル

『ART』5・6マチネ


16年も前にこのメンバーで
初演したとの事
その初演メンバーが再結集って
凄いなぁ
短いスパンでも再演となると
キャスト変わる事がほとんどの
この世界だもの。

16年経って 同じ戯曲
取り組み方が違って
見える景色も違うだろうなぁと

3人の関係性
友情ゆえに 言える事
言えない事
言ってしまった後
生じてしまった感情のヒビに 
どう向き合うのか
向き合ってゆくのか・・・・。




出演
マーク・・・・・市村正親
イワン・・・・・平田満
セルジュ・・・益岡徹
     (敬称略)

3人だけのお芝居
親友 3人
マークが独り言のように
語り幕開け。

ある日セルジュが
気に入った絵を買ったと
マークに見せるところから
舞台は始まる。

白いキャンパスに
背景は白の絵! 
なにも書かれてないような絵

そこにさらに2本の白のラインが
描かれているだけの絵
白い背景に白いライン・・・
うっすらを影でラインは判別できる?(笑)

この絵を500万で買ったと
聞き 大笑いをするマーク。
大きな絵だが 真っ白なこの絵の
価値をまったく認められない
マークはセルジュを
散々にけなしてしまい
イワンにもその事を話す

絵を見せてもらったイワンは
その絵を認め受け入れる。
あの絵にはなにかあると。

3人の男のスタンスが
この事件を透かして見えてくる。

長い付き合いの親友だが
否定しかないマークに
怒りを露わにするセルジュ。

白を基調にしているのは
絵だけではなく 舞台もだ。

正面の3面に仕切られた部分に
下手に 続き部屋のような部分が
スライドして来ると 
マークの部屋

上手部分には庭のような部分が
スライドして来るとイワンの部屋

正面は白のまま
ここがセルジュの部屋。

ソファとサイドテーブル
サイドテーブルには
下段に3色の瓶
上段にはクラスが置かれている。

一人掛け椅子 スツールもある。

セットは動かず 背景にある
正面3面の移動だけで
3人の時間経過などを表現。

有るシーンでは 二人になり
有るシーンでは3人揃い
濃密な会話劇。

自信家で 強いマーク
優柔不断で優しいイワン
個性的なセルジュ

これまでの感情の
すれ違いの鬱積もあり
セルジュとマークの諍いに
とりなそうとするイワン

しかし亀裂は広がりついには
自分の結婚まで口出しをされ
3人の関係は壊れる寸前。
泣きだすイワン。

男3人のごくごく普通の会話の
積み重ねから あらゆる感情を
投げかけて来る舞台だった。

笑い声もずいぶん聞こえて来るが
内容は決して明るいものではない。

3人の物言いや行動に
ふと可笑し味を感じるのだ。

縦一メートル20
横一メートル60位の絵
散々けなした白いその絵に
最後にマークが見たものは

白い雲 一面の雪
雪に埋もれたスキーをする男・・・

ラストそう来たか~。


この3人だから・・・の舞台だと
初演と見比べてみたいと
思った舞台でした。





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2015/05/06(水) | その他 演劇 | トラックバック(0) | コメント(0)

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